【映画】「昔のジブリは良かった」と思っている人にこそ勧めたい 「借りぐらしのアリエッティ」

1 :JD@かしゆかさんφ ★:2010/07/16(金) 19:51:51 ID:???
日本を代表するアニメブランドといえば、まず出てくるのはなんといっても「スタジオジブリ」だが、
個人的にはここ最近の作品にはどこかモニョモニョした気持ちを感じていた。

子どもの頃に見た思い入れ補正のせいもあるのだろうが、どうしても「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」
「魔女の宅急便」あたりの流れに比べると、「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」といった作品には
かつてのようなワクワクを感じることができなかったのだ。

だから本作「借りぐらしのアリエッティ」にも正直そこまでの期待はしていなかったし、そもそも監督が
宮崎駿ではなくジブリ史上最年少となる37歳の米林宏昌というから、「ああ、後継者育成の試金石なのかな」
くらいにしか思っていなかった。むしろ「あれ、今度の新作って『ありぐらしのカリエッティ』だっけ?」
くらいの薄いイメージしか持っていなかった。

今なら言える。そんな過去の自分を殴ってやりたい。いや、本当に面白いよ、コレ。
原作はメアリー・ノートンのファンタジー小説「床下の小人たち」。物語の舞台が日本の郊外にある
古い屋敷に変更になっていること以外は、ほぼ原作に忠実といっていいだろう。
が、本作でうまいのはその見せ方だ。床下で生活する小人の少女・アリエッティにとっては、
人間の屋敷にある物はすべてが巨大で目新しい。薄暗い壁の裏の通路はさながらRPGのダンジョンだし、
ネズミは決してエンカウントしてはいけない獰猛なモンスターだ。たまたま拾ったまち針は
冒険の助けとなる心強い武器であり、壁に打ち付けられた釘は先へ進むための足場となる。

――どうだろう。ワクワクしてこないだろうか。ここに「決して人間に見つかってはいけない」という
小人の掟が加わって、何とも言えない緊張感あふれる冒険が繰り広げられるのだ。
いったん人間の目線に戻ればそこはありふれたごく普通の古い屋敷なのに、ちょっと視点を変えるだけで
これほどのワクワク感が待ち受けている。ジブリはこういった「本来何でもないはずのことを
非日常に変える演出」が抜群にうまい。

全体で見れば、スケールはとても小さい作品である。登場人物も少ないし、物語の舞台もまったく広がらない。
人によってはそれをボリューム不足だと感じるかもしれない。だが、最近のジブリにはなかったすっきりと
納得のいくストーリーと、それを90分ほどで綺麗にまとめあげた完成度は十分に評価できるだろう。
何よりアリエッティが主人公としてとても魅力的なのがいい。髪を下ろしたアリエッティの可愛さは、
男性なら間違いなくグッとくるはずだ。

ジブリ作品では毎回物議を醸す声優陣についても、今回はそれほど違和感は覚えなかった。
特に藤原竜也の使いどころには「そうきたか」という感じで吹き出さざるを得なかった。
「昔のジブリは良かった」という方にこそおすすめし

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。